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ヌーディスト件ダンサーです。Susukinoによく出没します
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2009年03月25日

SL向けラジオ受信と配信の方法

この記事はメモ的です。細かいことは書いてないので、あまり参考にはならないと思います。
なお、自分の土地または自分が設定できるグループ所有の土地を持っている人にしか意味がありません。

ラジオなどの聞き方。

土地情報→メディアタブで土地の音楽が設定できますが、ここで設定して聞けるフォーマットはMP3とOgg Volbisのみです。AAC形式のものは聞けません。多分。

.m3u,.plsなどのプレイリストファイルは再生できません。URLの末尾がこのような拡張子で終わっているラジオを聞きたい場合は、ブラウザなどであらかじめこれらのファイルを「リンク先をダウンロード」などの方法でダウンロードして、テキストエディタで開いてやれば、実際のURLがわかるので、それを設定してやります。




ラジオの配信
とりあえず自宅に配信サーバを立てる場合。なにより問題になるのは回線の速度です。一般家庭でそれほど太い回線を引いていない場合は、音声のビットレートを落さなければなりません。ケーブルやADSLでたとえば8Mbpsの回線速度と謳われていても、実際の速度は半分以下という場合が多く、さらに、この速度は下りについてのものなので、配信に必要な上りの速度はさらに下がります。上りが1Mbps程度だとすると、128kbpsで配信した場合、8人ほどしか同時に聞く事が出来ない計算になります。自分がSLをしているために消費する回線速度があることを考えると、8人行かないと思います。
32kbpsまで落せば30人前後で聞く事が出来ます。現在のSL人口、SIMに入れる人数、お店の規模などを考えて、中規模のカフェやバーならこのへんがリーズナブルなビットレートになるのではないかと思います。ただしイベントなどで50人来るかもなんて場合はもっと考えないといけないでしょう。その場合は外部サーバを使うなどの方法を考えた方がいいかと思います。

自宅サーバ

基本的に、こういうのは音を送り出すソフトと、その音を受け取ってネットラジオ形式で配信するサーバの二つが必要です。
サーバとしてはSHOUTcastとIcecast2がよく使われています。どっちでもいいけど、UNIX系のOSではIcecast2, WindowsではSHOUTcastがよく使われているようです。SHOUTcastサーバはWindowsのみですが、IcecastはUNIXとWindows両方に対応しています。Windows版はicecast.orgでインストーラが配布されていますので、意外と簡単にインストールできます。

なお、TCPのポート8000(設定で変更可能)をあける必要がありますので、環境に乎応じてルータの設定などをする必要があります。

Icecast2の設定
Windows版のIcecast2を起動すると、ウィンドウが開きますが、メニューからEdit Configulationを選ぶと設定ファイルが開いて編集できます。ベタのXMLファイルの編集になるので、少々面倒ですが、WIndows版の設定ファイルは必要最小限になってますので、とりあえずパスワードだけでも変えておきましょう。このパスワードは誰か知らない人が放送してしまうのを防ぐためのものです。Icecast2ではラジオを聴くためのURLと放送するためのURLが同じですので、URLがわかってしまえば誰でもあなたのPCを使ってネットラジオを放送する可能性があります。そこでパスワードを自分(あるいはスタッフ)しか知らないものにします。
    <authentication>
        <source-password>hackme</source-password>
        <relay-password>hackme</relay-password>
        <admin-user>admin</admin-user>
        <admin-password>hackme</admin-password>
    </authentication>
このhackmeというのがデフォルトのパスワードですので、これらを変えておきましょう。

Start Serverというボタンをクリックすれば配信開始です。ただし、まだなにも放送されていません。送信用ソフトが接続するのを待っている状態です。

WinAmpを使って放送する
有名なメディアプレイヤーのWinAmpに、DSPプラグインのedcastをインストールすることで、Icecastサーバに接続して放送することができます。両方インストールしたら、WinAmpの設定画面を開いてDSP/エフェクトプラグインのタブからedcastを選択します。以後WinAmpを起動するとedcastのウィンドウが開くようになります。edcastのウィンドウで Add Encoderをクリックして、下のリストに表示された項目をダブルクリックすると、エンコーダーの設定になります。


SL向けラジオ受信と配信の方法

Icecast2と同じPCにインストールしたなら、Server IPはlocalhostまたは127.0.0.1でOKです。別PCにインストールした場合、Icecast2を入れたマシンのIPアドレスを記述します。edcastには、最初からOgg Volbisエンコーダが入っており、Ogg Volbisで放送するぶんにはそのままでいいのですが、MP3などで放送するには別途DLL等の入手が必要です。ただ、基本的に低ビットレートではOgg Volbisの方が音質がいいとされていますし、よりいいとされているMP4(HE-AAC)の場合、SLで再生できないのでOggだけで十分でしょう。
Encoder Passwordの欄に、Icecast2で設定したsource-passwordを設定します。

なお、Ogg Volbisの場合初期状態ではBitrateの欄がグレーになっています。これはOgg Volbisではビットレートを直接指定するよりも、Qualityという値を設定する方法が一般的だからです。ただし、最低のQuality-1でも48kbps程度になるので、きっちりビットレートを抑えたい場合はUse bitrateにチェックを入れて、数値で設定します。

Mount pointは送信者ごとに違うパスです。これを変えれば、同じアドレス、同じポートで複数のラジオ放送をホストする事が可能になります。必ず/(スラッシュ)に続いて任意の半角英数字を入れてください。拡張子の.oggは、SLビューアではつけてもつけなくてもいいようです。

設定を終えたら、OKを押し、edcastのウィンドウに戻り、ConnectボタンをクリックすればIcecastに接続されます。この状態でWinAmpで音楽を再生すれば、それが配信されます。

ただし、放送されるデータについて音量調整は一切できません。WinAmpの方のボリュームを上げても下げても、PCの音量をどうやっても、放送に乗る音量はMP3ファイルなど、音源の内部データから決まる基本的なものが使われますので、御注意下さい。

放送音量を何とかしたい場合、edcastをWinAmpに組み込まず、独立ソフトとして使う方法があります。
edcast配布サイトに、Download Standalone Version:と書かれたリンクからダウンロード、インストールすれば、プラグインではなく、独立アプリケーションとして動作するedcastが使えます。これを起動した状態では、PCで再生される音をそのまま放送してしまいますので、エラー音やらなにやらもすべて放送に乗ってしまいます。その代わり、音楽再生ソフトやPCの音量調節で放送される音量が変わります。

ただし、この場合SLビューアと同じPCで使用すると、edcastが取り込んで送り出した音をSLビューアが再生し、それをまたedcastが取り込んで放送し、という無限ループにはまってひどいことになります。この方法はSL用PCと放送用PCを別に用意できる人向けです。なお、放送音量と再生音量ガ連動するため、放送用PCの音量はOSレベルでは下げる事が出来ません。つまり放送用、SL用両方のPCから音が流れ、しかもエンコード・デコードのためのタイムラグがあるので、極めてうるさく、聞き取りづらいことになります。外部スピーカーのボリュームを絞るなどの対策が必要になります。

逆に、DSPプラグインを使って放送する方法は、音量調整が出来ない代わり、WinAmpの音量を完全に絞っても放送音量が変わらないので、一台のPCで放送とSL両方行うのに便利です。

なお、最近一部で流行しているfoobar2000というメディアプレイヤーは、音楽ファイル内部のの再生用音量(リプレイゲイン)を調整する事ができますので、これで95dbくらいにそろえてしまってもいいかもしれません、ただし、これは音声ファイルのゲインを測定して、設定された音量まで引き上げ、または引き下げるための情報を各ファイルの内部に書き込みますので、時間がかかるし、なんらかの問題が起きる可能性もあります(未検証)。edcastにはfoobar2000用のプラグインも用意されていますので、WinAmpの代わりにfoobar2000を使用する手もあります。

土地に設定するURL
IcecastをインストールしたPCのグローバルIPアドレスまたはドメイン名が必要です。DHCPで自分のIPアドレスが頻繁に変わるような場合、放送時にきちんと確認するか、無料のDynamic DNSサービスを使用してドメイン名を取得しましょう。
Icecastで設定したポートが8000、edcastで設定したMount pointが/stream.oggだとしたら
http://(Icecast2のあるPCのIPアドレスもしくはドメイン):8000/stream.ogg
というURLを土地のメディア→音楽のURLに設定します。

SLに放送する際の注意事項

土地に人がいる状態で、放送開始していないURLを設定し、その後放送を開始すると、そのときその場にいる人には音声が聞こえません。一度SLビューアの再生ボタンを切って、入れなおしてもらうか、一度土地の外に出て入りなおしてもらう必要があります。土地にURLを設定する前に放送開始しておくといいです。

Ogg Volbis エンコーダ
edcastには標準的なエンコーダが搭載されていますが、これをaoTuVというものに置き換えると、Qualty -2というモードが使えるようになります。平均32kbps程度で、かつ音質もいいといわれていますが、あんましよくわかりません。aoTuV公式サイトのWin32 DLLsというリンクからダウンロードしたファイルを展開し、中に入っているDLLファイルをすべてコピーし、edcastがインストールされたフォルダを探してその中にペーストします。ファイルを置き換えるかどうか聞かれるので、すべて入れ替えてください。

ところでedcastのアプリケーション版を実際にテストしてみたところ、なぜかうちの環境(Windows XP Pro)では終了しようとするとフリーズしてしまいます。旧バージョンのoddcastV3.1なら問題ないようなんですが...



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Posted by Hitomi Magne at 15:40│Comments(0)その他
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