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Hitomi Magne
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ヌーディスト件ダンサーです。Susukinoによく出没します
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2014年03月04日

OpenSImについて

OpenSIMについてなんとなく。

OpenSIMというのは、セカンドライフ互換のサーバソフトで、自分のパソコンとか、VPS、クラウド上などで動作させることができます。オープンソースで開発されており、無料で利用することができます。たとえばこのソフトをダウンロードしてきて動かせば、自分のパソコンの中にSIMを作って、そこにセカンドライフのビューアで接続し、歩きまわったり建築したりということができるようになります。
ただし、最近リンデン・ラボはOpenSIMとセカンドライフ両方に接続できるビューアを認めない方針になったらしいので、FireStormなどのサードパーティビューアは、セカンドライフ用とOpenSIM用のビューアを別々にリリースしているようです。

セカンドライフユーザーがOpenSIMを使う用途としてとりあえず思いつくのはテストアップロード用の環境です。自分のパソコンでOpenSIMを動作させ、そこにテクスチャやメッシュをアップロードしてインワールドで正しく見えるか確認し、手直ししてまたアップロード、というような事をするには便利だと思います。なにしろこのSIMは自分のパソコンの中ですから、他の人に見られる心配もないし、アップロード料金がかからないのでいくらでも試行錯誤できます。

とりあえず簡単にあまり細かい設定しないで動かすスタンドアロンモードでは、単一の島と、持ち物やアバターなどを管理するソフトが一個のソフトとして動作するので、少しパソコンに詳しい人なら問題なく遊べます。まあ、デフォルトアバターの酷さはなんとも見たくない代物なんですけどね。なんで灰色のシャツに赤パンツで裸足なのよww。


すこし勉強して、グリッドモードで動かすことができれば、インターネットを通して、他の人が動かしてるSIMと接続してテレポートしたりできるようになります。


OSgridというグリッドが有名で、誰でも自分のSIMをこのOSgridに登録することができます。つまりOSGridはセカンドライフとは別の、ひとつのワールドを構成しているわけです。今見たところ、OSgridを構成しているリージョンの数は7818となっています。なかなかの規模ですね。ただし、個々のSIM個人や団体がバラバラに動かしているものですから、いつの間にか落ちてたり、必ずしも最新のサーバで動いているとは限らなかったりします。要するにグリッド全体の面倒を見る会社とか組織みたいなものがなく、SIMオーナー各自が自分で動かして保守しているわけですね。

統一した組織がなく、ワールド内の仮想通貨も存在しませんので、必要な物は自分で作るか、誰かの作ったフリービーに頼るしかありません。なのでセカンドライフのように着飾ったりするのは難しいですね。どちらかというと、無関係な多くの人が集まって楽しく過ごすというより、やはりものづくりに挑戦したり、SIMを思う存分いじって自分の世界を作りたい人向けという感じです。


一方、同じOpenSIMを使って、通貨もありのグリッドを作ったのがAvinationです。イギリスのAvination Virtual社が運営しており、サーバも自前で、SIMのレンタル料金はセカンドライフよりぐっと安くし、仮想通貨C$ははセカンドライフ内のATMからL$で送金することもできますし、Webサイトで購入することもできます。商売ができるということで、SL内のクリエイターを誘致し、スキンや衣装、ダンスアニメーションのメーカーも進出して、一時期結構賑わったのですが、最近ではどうもなんというか…この前久しぶりにアクセスしてみたら、同時接続数がワールド全体で60人くらいでした…

まあ、他にも多くの独自グリッドが存在し、OpenSIMで動いているリージョンの数はトータルでセカンドライフを超えたとも言われています。今のところセカンドライフの代替となるものはなさそうですが、将来もしリンデン・ラボが廃業でもすれば、これらの何処かがユーザーを惹きつけて第二のセカンドライフになるかもしれません。  


Posted by Hitomi Magne at 07:42Comments(1)OpenSIM